第6章 失態覚悟の欲を晒しあえばいい
「・・・っはぁ・・・
・・・うん。」
シンくんは私の首に3、4箇所小さな痛みを残し満足そうにそこを撫で上げた。
「シンくん嬉しそう・・・」
「そうだね・・・
アンタを滅茶苦茶にしたい位嬉しいね
・・・っと。」
シンくんは私を膝立ちにさせた。
「ん?」
「何さ。そのとぼけた顔。ククッ。」
呆れたように笑うシンくん
「だって急に────っあ・・・!!」
「続けなよ。何?」
胸を舐め上げる舌に声が上がる。
「シン・・・く・・・・んッ!!」
そのまま硬くなった胸の尖端に舌が触れる
「んー?」
「しゃ・・・べ・・・なッ・・・あっ・・・」
胸を舐められただけなのに、声が抑えられない...。それどころかシンくんの舌の動きに合せて身体が跳ねてしまう
そんな自分が恐くてシンくんをぎゅっと抱き締める。
「・・・っシン・・・く・・・ンッ」
「あぁ。もう...!!」
そう言った直後に胸に痛みがはしる
シンくんの牙が挿し込まれたと気付いた時にはソレは何にも例え難い快楽になっていた。
シンくんに血を吸われるのはこんなにも────。
「・・・だめッ・・・あッ・・・っふ・・・・・」
シンくんの指が背中を優しく撫でる。
その指はそのまま腰を辿り────
「っあ・・・!」
下腹部を通り下着に触れた。
シンくんが顔を上げて言う
「脚開いてごらん。」
「・・・ん。」
私は戸惑いながらも少し脚を拡げた。
「もっと開いて欲しい所だけれどまぁいいか。
アンタの厭らしい顔が見れた事だし・・・
よく出来ました・・・御褒美あげなきゃね。」
するりと太ももを撫でられる。
「ま、待って私ばっかりこんなに...」
「はぁ?」
「私もシンくんに何かしたい!」
「あぁそういう事。
してもらいたい事なんて沢山あるけど・・・
そうだな・・・オレから目を逸らさないでよ。
今はそれだけしてくれればいい。
できるでしょ?」
そんな事でいいの?
「・・・解った!!」
「言ったね?」
シンくんがニヤリと笑う
「え?言ったよ・・・───っ!」
シンくんの指が下着越しに最も敏感であろうところに触れた
きっとこれからされるであろう事に、声を抑えられる自信がないから手で口を覆う。
「それじゃあキス・・・できないんだけど?」