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This blood is your thing

第5章 壊れた想いは Non Continue?



浅い眠りの中、目を開く。

カルラさんがベッドに運んでくれたのかな?
隣にカルラさんは居ないけど...。

目を擦りながら身体を起こす

そうだ・・・シンくんの前で泣いてしまった
心配させた挙げ句、酷く嫌な気持ちにさせただろう。

ごめんなさい。

いつもよりカルラさんの部屋が明るい気がして窓辺に視線を移す

カルラさんは椅子に座り夜空を眺めていた。

その横顔がとても寂しそうにみえたから思わず声を掛けた

「・・・月明かりが綺麗ですね。」

カルラさんは少し驚いた様にこちらを向き『そうだな。』と、優しく微笑んだ。

「どうぞ寝て下さい。私がそちらに座りますから。」
ベッドから脚を降ろしたところでカルラさんに制止される

「そのままでいい。」

「はい・・・解りました。」
私はベッドに腰掛けたまま窓の外を眺めていた。

すると、突然後ろから抱きしめられる

「カ・・・ルラさん?」
振り向こうとするが

「そのままでいい・・・と、言った筈だが?」

その言葉に身動きが取れなくなってしまう。

浄化に身構える。
だが、カルラさんの唇は私の肌に触れる所か髪に触れた。
それはあまりにも優しくて私を惑わすには充分だった。

カルラさんの吐息が耳に掛かる
身体が勝手に反応する...

そのまま髪を梳かれ露になったうなじにカルラさんの唇が落とされた

「んン・・・」

慌てて口を抑えるより早くカルラさんの指が口の中に滑り込む。

「誰が口を閉じていいと言った・・・?」

器用に右手で私のシャツのボタンを外していく・・・

「ふ・・・ンッ・・・んン!!」

するりと肩から落ちるシャツ
嘘!?

「の肌は汚しがいがあるな。」

私は辛うじて胸を隠す様にベッドへうつ伏せになる。
それをカルラさんは見逃さない
カルラさんは私に覆い被さった。

私の腕は頭上で固定される

背中にカルラさんの髪が触れ身体が跳ねる

「っッ!!」

「ん?どうした?・・・んっ・・・」

耳元で囁かれ我慢した声も、耳にキスをされる事によって無駄となる。

「あ・・・・・・はッ・・・」

「・・・ッん・・・」

指で背中をなぞられ思わず身体を仰け反らせた。

「ッ・・・・・・!」

「ククッ・・・」

カルラさんの笑い声が耳に響く・・・



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