第11章 笑顔【トド松】
店員「お待たせいたしましたぁ〜!」
出来上がったドリンクをほのかちゃんに渡すと、
予想通り、また彼女の笑顔が見れた。
「ん〜〜〜!あまぁい!トド松さんは選ぶのが得意なんですか?」
ト「うん!昔すっごい好きな女の子がいてね、
その子を喜ばせるためにセンスを磨いたんだぁ♪」
そう、ほのかちゃんのために。
「そうだったんですね〜。お洋服とか、選ぶの得意そうです。私はあまりそういった経験させてもらえませんでしたから…」
あ…もしかしてほのかちゃん、悲しんじゃったかな?
そりゃそうだよね。自由を奪われて嬉しいなんて人いないもん。
東郷ファミリーに行ってなかったなら、
もっと普通の女の子に成れてたんだろうなぁ。
ト「ねぇ!ほのかちゃん!」
彼女のために僕が今できること。
ト「僕にまた、君の服を選ばせてよ!」
そう、ほのかちゃんのこれからを幸せでいっぱいにすることだ。