第11章 笑顔【トド松】
*トド松side*
服を貸してあげた時といい、クレープを食べている時といい…なんて可愛いんだろうなぁ。
ほのかちゃんの笑顔は本当に僕を和ませてくれる。
この笑顔がもっと見たい。
そう思って、安静にしてなよと先ほど言ったばかりなのにそれとは矛盾した言葉を僕は放ってしまった。
ト「ね、ねぇ!ほのかちゃん!
体調が回復したならさ、今度は僕と一緒にお買い物しようよ!」
女の子を休めさせてあげることもできないなんて、
僕はダメ男だなぁ。
きっと断られる。そう思っていたのだけれど。
「そうですね、そろそろ体も動かさないと、血行が悪くなりますしね。」
まさかの返事はOKだった。