第11章 笑顔【トド松】
***
「…い…………お〜いほのかちゃん」
誰かの呼ぶ声がして、ハッと目を覚ました。
ト「あ!やっと気づいた?良かったぁ♪」
そこにいたのは目をウルウルさせたトド松さんだった。
「…、トド松さんここは?」
ト「ショッピングモールの医務室。
ほんとびっくりしたよぉ〜!だってほのかちゃん僕に突進してくるんだもん。」
「突進?」
ト「うん。ぶつかったの覚えてないの?」
あ、思い出した。
ぶつかっちゃったのはトド松さんだったんだ。
そういえば気持ち悪いのももう治ってる。
チョロ松さんに会って、謝罪しないと…
医務室のベットから降りようとすると
トド松さんに引き止められた。
ト「あぁ!まだダメだよ!安静にしてないと。」
「で、でもチョロ松さんが困ってるかもしれないですし…」
ト「心配しないで!兄さんには連絡入れといたから!」
それを聞いて私はほっとした。
「ありがとございます。」
笑顔でそう伝えた。