第8章 日常
おそ「なぁ、ほのか。」
あっ…またほのかって呼ばれた。
人違いかもしれないのに…
「だから、ちがっ、」
十四「違くないよ。ほのかちゃん。君はシャドウなんて名前じゃない。」
彼らの目はいたって真剣で。思わず私は立ち尽くしてしまった。
カラ「今日だけでいいんだ。ほのかって呼ばせてくれないか?」
「きょ、今日だけ?」
トド「うん。だめ、かな?」
「だめ、というか。その、私は…」
本当のほのかって人に申し訳ないよ。
一「…まぁ、いいや。俺はキャットフード買ってくるから。んじゃ、後はグダグダ決めてて。」
あっ…行っちゃった。
きっと一松さんは呆れてるなぁ。
このまま雰囲気悪くしても…悪いし、
「…今日だけならいい…です。」
トド「ほんと!よかったぁ♪」
チョロ「よしっ!じゃぁ行こうか。ほのかちゃん。」
そう言って残った五人ともに私はショッピングモールへと入っていった。