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【マフィア松】狂った世界に君がいた
第6章 記憶➀
***
「なぁ、若草ー」
野球部の少年が私に話しかけてきた。
「はいっ?」
「若草って映画好き?」
「あ、うん!大好き!…それがどうかした?」
「よかったらこの後、部活終わったら俺と
これ見ない?」
「なになに?…お〜!いいね。でも、そういうジャンルは好きな人と見たほうがいいと思う。」
「…おう。分かった。」
「うんうん。用件はそれだけかな?私、先生にこれを提出してくるから、先に解散しててね部長。」
「………」
彼は返事をせずそのまま部員の方へと向かっていった。
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