• テキストサイズ

Everlasting Lovers *ディアラバ*

第1章 出会いとはじまり



三つ子は首を傾げ、顔を見合わす。

「言ってたか?」

「 ん〜 ボクは聞いてないよ〜〜?」

「僕もテディも聞いていません。レイジの話はつまんないですから。」

三つ子が言いたい放題の中、レイジさんの機嫌がどんどん悪く…

「 っだから!いつも 人の話を聞け と 言っているでしょう⁈」

三つ子にフォークを突き刺さん勢いで説教を始めた。

「だいたい 夕食に来るのだって 遅いんですよ! 21時にリビングにと伝えたはずですが⁈ なのに貴方達ときたら、、」


ヒートアップを続けるレイジさんの怒りを一瞥し、シュウさんが


「……レイジ、うるさい。静かに食べさせろ。」



レイジさんの何かが切れたんだと思う。苦虫を噛み潰したような顔で、さらに声を荒げた。

「 だいたい 長男の貴方が、下をちゃんと教育してれば、私が煩くなる必要もないんですよ! この穀潰しがっ‼︎」

……やっぱり そうなるよね、、
みんな 笑顔で食事をしてるわけじゃない。シュウさんとスバルくんは不機嫌そうだし、三つ子は各々 好き勝手やってるし、レイジさんなんか怒りの頂点だ。
でも、それでも 大勢で賑やかな食事が こんなに眩しいのは、
楽しいと思えるのは…


1人に慣れすぎたせいだろうか、、



「みなさん、仲良いですね…」

一斉に何言ってんだ こいつって目を向けられる。

「いや あのっ ケンカする程、仲がいいとか言うし、ね?」

周りの視線が 余りにも痛く、しどろもどろになりながら必死にそう言うと、ライトがニタッと笑う。

「 んふっビッチちゃんって ほんと お花畑だね〜〜」



んっ ? ビッビッ

「ビッチちゃんって…?」

ライトくんは心底愉快そうに笑った。

「だって そうでしょ? ボク達がいない間、レイジやシュウくん スバルくんと 随分 楽しそうにしてたよね〜 つまりはそーいうことでしょ? んふ」


さっきまで まともな印象だったライトくんのイメージがどんどん崩れてく、、


「そっそういうって どういうことですか‼︎ 私の名前はリリです! 変な名前で呼ばないでくださいっ」

「 そうだぞ。」

うっ嘘… アヤトが私を庇って、、


「こいつに そんな女っぽいのは似合わねー、怪力女で充分だ。
俺様のこと、背負い投げしやがって」





/ 120ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp