Everlasting Lovers *ディアラバ*
第1章 出会いとはじまり
「……。 逆巻シュウだ。」
そういうと、彼は 食事が並んでいるテーブルへ足を伸ばした。
「……他は?」
「もうすぐ 来るはずです。なんなら貴方が呼んできてくれてもいいんですが?」
「やだ、めんどい。」
「私は毎食、用意してるんです。長男なら それくらいやったらどうです? この穀潰し!」
始まった… この2人 仲良いんだか、悪いんだか…
そんなことを思っていると、
「…ちっ うるせえ……」
白い髪の隙間から 切れ長の目が覗く。
「 遅いですよ、スバル。」
私は彼から目を離せなかった。
似てる…… クリスタさんに、、
「…そいつ。」
「この間、話した方です。」
レイジさんが私に、自己紹介をするよう促した。
「リリです。」
「 …おう よろしく。」
『ぶっきらぼうなんだけど、本当は優しい子なのよ…』
うん、そうだね クリスタさん。そんな気がするよ、、あなたから預かった想い 絶対にスバルくんに届けるから。
夕食後、話しに行こう とか 考えてると、後ろから…
「あ?オマエもいんのかよ?」
「 っきゃー‼︎」
いきなり話しかけられ、びっくりする。おまけに先ほど一悶着あった三つ子勢ぞろいだ。
「オマエの血……」
アヤトが嫌なものを思い出したと言わんばかりに顔をしかめる。
「……痛かった。」
「……でしょうね。」
「 あ?オマエ ふざけんなよ! オマエのせいで どれだけ俺様が苦しんだか!」
「あっあんたがダメって言ってるのに、飲むのがいけないんでしょ⁈ バーカバーカ!」
あっつい つられて 暴言を、、、
「バッバカだと⁈ つか、オマエが最初から毒だって言えば!」
レイジさんが とりあえず席に着くよう促し、アヤトに
「言いましたが?」
と、氷点下零度の瞳を向けた。
「 アヤト、カナト、ライト。私は 先日、リリさんについて全てお話ししたはずですが?」