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Everlasting Lovers *ディアラバ*

第10章 生贄の花嫁




少し 話した後、シュウは自分の部屋に帰って行った。


シュウが帰ってきたら、一緒に海に…
前にも2人で行ったのに ドキドキとワクワクが止まらない。

そういえば、私 あの時 シュウのこと 好きって思ったんだよね…

いろいろ思い返し キュンキュンして、枕に顔を埋める。


明日からは しばらくシュウに会えない。 早く 時間が過ぎればいい。





翌日、学校に着くと 担任が欠席で 1限が自習になった。真面目に課題をやる人、スマホで遊ぶ人、本を読む人、騒ぐ人 各々好きに時間を使っている。私も本でも読もうかな と思っていたら、ユイちゃんに話しかけられた。


「 リリちゃん、昨日 どうだった? シュウさん 誘えた⁈ 」

「 うん!自分から言い出そうと思ったんだけど、シュウが誘ってくれた。」

おー これは良い感じですな〜と、ユイちゃんが嬉しそうに呟く。
さらにユイちゃんが身を乗り出して 私に話を聞こうとすると、肩に重みを感じた。


「 え〜 なに〜〜? ビッチちゃん、シュウくんとデートに行くの〜〜? 」

「 ライト… 」

面倒くさいのが来たと思いながら、肩に抱きついている腕から離れる。

「 ユイちゃーん! 教えてよ〜〜 」

「 今度、デートするんだって!」

ユイちゃんが自分のことのように嬉しそうに笑ってるのに ライトがはニヤニヤ からかうように笑ってる。天使と悪魔だ。

「 へ〜〜 ビッチちゃんがシュウくんとデートか〜 」

「 わっ悪い? そもそも なんで私だけビッチちゃんなの? ユイちゃんのことはちゃんと名前で読ぶようになったのに!」

前は、ユイちゃんのこともビッチちゃんと呼んでたライトだが 最近はちゃんと名前で読んでいる。私の呼び方はずっと変わらないのに…

「 んふ、だって ユイちゃんはアヤトくんのお嫁さんになるんだよ? つまり ボクのお義姉様。ビッチちゃんなんて呼べないよ〜〜」

こいつにそんな感覚あるとは思わなかった。
まあ それは置いといて、


「 私、ライトにビッチ呼ばわりされるようなことしてない!」


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