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The result of revenge [ディアラバ]

第6章 Casual everyday~何気ない日常~




「んだよ、もったいぶりやがって...」
不満そうなアヤト君をよそに、レイジさんは片付ける手をやめない

「ほら、ユウラも!片付けをしますよ、早くなさい」

「はい!」
私は立ち上がり、レイジさんの手伝いをした

その間、兄弟達の姿は見えなくなっていた...
どこ行っちゃったんだろう、続きの話するって言ってたのに...
兄弟達がいない事に気が付いていたレイジさんだけど、特に何も言う事はなかった。
私も、それに対して特に突っ込むことはしなかった

多分こうなる事を分かっていての発言だったのだと理解したから───



その後私はレイジさんが紅茶を入れてくれると言うので、リビングのソファーに座って待っていた

「晩餐会...か...。何か疲れたな...」

あんな感じだろうとは想像していたけど、予想をはるかに超えていて、レイジさんの言っていた事は正しかった

「本当に、どうしようもない...」

「おい。それ、レイジの真似か?」

「ひゃっ!!」
あまりにもびっくりして、声を出す
ソファーの隣にいきなり座ったのがスバル君だったから...

「スバル君!いきなり声かけるから、びっくりしたよ」

「あ?別にいきなりでもねぇよ」
視線を逸らすように前かがみになるスバル君

「で、すっかりレイジの喋り方が身に付いたって訳か?」

「ち、違うって!!」
意地悪な事を言わないで欲しい
本当にそうゆう訳じゃないのに、恥ずかしくなるから

顔が赤いの、バレてないかな...?

────ガチャ

リビングのドアの開く音がした

「あれ?スバル君もここに居たのー?」

「ちっ、ライト...オマエまで何しに来たんだよ」

意外な事に、ライト君までリビングに来た。
ライト君は、リビングに来た事に『特に理由なんかないよ♪』と言っていたけれど、スバル君もライト君も、やっぱりレイジさんの話が気になってしまったからなんじゃないかと思った...

「それよりさー、ユウラちゃんは何でレイジな訳ー?」
向かいのソファーに、寝転び足を組みながら言うライト君。帽子を手に取り、人差し指でくるくると回している


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