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The result of revenge [ディアラバ]

第14章 New relationship~新しい関係~






その日私は夢をみた


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暗闇の中で光る一筋の光が、私の意識を照らしていく

その光の先は一体どこに繋がっているのだろうか

少し前に見えた後ろ姿がなんだかとても懐かしくみえた

もしかして……カルラさん?




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「ねぇレイジさん?」

激しく求め合った後、少し眠った私は目を覚まし
隣で私の目覚めを待っていたかの様な表情を向けている彼の名を呼んだ

「ようやく起きましたか。ずいぶんと気持ち良さそうに眠っていましたよ?」

「夢…見ました。」

「夢、ですか?」

「はい。私は真っ暗な場所にいるんですけど、どこからか光がさしてきて…それで………」


「おや、貴女泣いているのですか?」


そう言われて気が付いた
自然と零れていた涙。レイジさんは私のほほを撫でると、濡れた指先を私の唇に付ける

「ん…しょっぱい。私、何で涙なんか…幸せすぎて泣いちゃったのかも」

「…幸せだから涙したと?…まぁ、それなら良しとしましょう」

「良しとしましょうって、どんな涙だったら良くないんですか?」

「全く、幼稚な事を聞いてくるものですね」

「ごめんなさい、ちょっと意地悪したくなりました」


「言いませんよ。それ位ご自分でお考え下さい」


レイジさんはそう言うと、ちょっと呆れた様に起き上がり、いつもの服を着ると飲み物を持ってくると言って部屋から出ていった

「何で泣いちゃったのかな…」

レイジさんも特に深く突っ込んでこなかったし、まぁいっか。
それにしてもあの後ろ姿って、やっぱりカルラさんだったよね…

元気なのかな…?

「おっとダメダメ!よし、私もそろそろ起きなくちゃだな」



愛しい彼の匂いをまといながら、鼻歌交じりに着替えを済ませた。








いつかまた会いたいな…カルラさん、シンくん。



その願いが叶うのはもう少し先の事──────




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