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The result of revenge [ディアラバ]

第6章 Casual everyday~何気ない日常~




それから、晩餐会もそろそろ終わりかという時

「それよりレイジ、もうそろそろ月蝕だよな」
口を開いたのはスバル君。

「そうです。スバルも感じていたのですね...今日はその話もしようと思っていたのですよ」

さっきの雰囲気とは一変、急に空気が重くなる

〝月蝕〟聞いた事のある言葉..
あの頃閉ざされた空間にいた私にとって、それはあまり興味の無い言葉だった。
けど、今は無関係ではない...そんな気がした

「...月蝕ですか...めんどくさいですね」

「えー、カナト君はいつも月蝕みたいなもんじゃない?」

「ライト...それはどうゆう意味ですか?」

「ん?何でもない♪」
つい言ってしまったとゆう顔をした後、すぐごまかしたライト君。カナト君を怒らせると大変なんだろうなきっと...

「お父上からも注意しろ、と言伝があったそうですよ。そうですよね?シュウ...」

「あぁ...そうだ」

「ちっ、またかよ...オレ様はまたあんな気分味わうなんてごめんだぜ?」

「月蝕って...ヴァンパイアにとって何かあるんですか?」
私は疑問に思った事をすぐ質問した。すると、レイジさんはすぐに答えた...
ヴァンパイアにとって月蝕の期間中は、本来ある力が鈍ってしまう。それが原因なのかは分からないが、普段とは違う言動や行動をとってしまう...と。

「そうなんですね...」
とにかく特別な事がもうすぐ起こる、それだけは伝わってきた

「けど、アイツがわざわざ忠告するなんて気味悪いぜ」

「ホントだよ、クソ親父のくせに何だってんだ」

「スバル、アヤト!一応貴方達のお父上であり、ヴァンパイア一族の王なのですから、そうゆう言い方は控えて頂きたいですね」

レイジさん...お父さんの事尊敬してるんだ

「ちっ、いちいちうるせぇ...」

「けどさ、気をつけろも何もないよねー」

「...そうですよ」

「やる事はいつもと変わんねぇってのによ」

レイジさんより下の弟達は本当に素直じゃない
こんな兄弟達をまとめるのは大変だろうな...

「いいえ。いつもとは違います」
言う事を聞かない弟達にきっぱりと言い切ったレイジさん

「とりあえず、食事は終わりにしましょう。続きは紅茶でも飲みながらお話し致しますので」

そう言って立ち上がり、1人片付けを始めた...

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