The result of revenge [ディアラバ]
第4章 Feelings~感情~
「なぁ、そっち行ってもいいか?」
「良いけど、レイジさん怒らないかな? 」
このまま側に来られるのは少し不安。だけど、今のスバル君はこの前みたいに、勢いに任せて何かしてくる様には見えない...そんな事を考えていると、
「じゃぁユウラがこっちに来いよ」
そう言いながら、部屋のドアを開ける
「あ、うん。それなら大丈夫だよね」
私はスバル君に促され、部屋の外へ出る
「ここでいい?」
「いいんじゃねぇの?」
2人で廊下の壁に寄り掛かる
すぐ隣にいるスバル君は腕を組んで凄く不機嫌そうにしている
「で、どうしてスバル君はそんなに怒ってるの?」
「......だから、さっきも言っただろ?オマエがレイジの側にいるって決めた事が気に食わないって」
スバル君は意地悪だ。私が答えられないのを分かっているのに、また同じ質問をしてくる
「そんな難しい質問しないで」
「あぁ、うぜぇ...」
「じゃぁ聞くけど、スバル君はどうして気に食わないの?」
「...オレにも分からねぇ」
すぐにそう返答がきた
「え?...何それ可笑しい」
思わず少し笑ってしまった
するとスバル君は舌打ちした後、しゃがみ込んだ
「されるがまま流されてる訳じゃねぇのかよ?」
「うん...」
「そうゆう女はもう見たくねぇんだよ...」
どこか寂しげな声で言ったスバル君に気が付いたけれど、私はそれ以上突っ込まなかった
スバル君の心配を無駄にはしたくないと、少し強めの口調で言う
「大丈夫、違うよ。」
確かに少しは流されていたかも知れない、けど、最後はちゃんと自分の意思で決めた事だと言い切れる。
「...そうか、ならいいんだけどよ」
「心配してくれてありがとう」
「その代わりだって言ったら変かも知れないけど...この前スバル君が私にした酷い事は忘れてあげる事にする。」
私を心配してくれた本当の理由は、分からなかったけれど、少しでも心配してくれた気持ちが嬉しかったから...
「なんだそれ...」
「それにユウラ、オマエ何でそんな上から目線なんだよ。オレは別に許してもらいたくて来た訳じゃないからな」
そう言いながら立ち上がり、私の頭をポンと軽く叩く
その拍子に一瞬目を瞑ってしまった
再び目を開けた時にはもうスバル君は居なくなっていた...