The result of revenge [ディアラバ]
第4章 Feelings~感情~
「他に質問はないのですか?」
再び本を読み始めるレイジさん。本を読む横顔は、本当に綺麗だった...そのまま少し黙ってしまった。すると、
「では、私から一つ質問させてもらっても良いですか?」
「...はい」
何だろう...何を言われるのか、少し怖い
「ユウラ、貴女の真実を...貴女から打ち明けられるその時が来たら、私だけに全てを教えてくれませんか?」
「レイジさん...」
やっぱり何か勘づいていたんだ...けど、それをむやみに詮索しなかったんだ...
あぁ、やっぱり私はレイジさんの側に居たい。
「分かりました...その時が来たら、レイジさんだけに伝えます」
レイジさんの方へ顔を向けると、レイジさんは本を閉じ、私の方へ向き直す
「貴女って人は、本当にどうしようもありませんね」
そのまま私の頬を撫でる
レイジさんの真剣な表情に私の鼓動は早くなるばかりで、
「レイジ...さん?」
私が名前を呼ぶと...
「いえ、何でもありません。さぁ、そろそろ夕食の支度をしましょうか」
おもむろに立ち上がり、読んでいた本を本棚へと戻した
「レイジさん、料理とかするんですか?」
鼓動の速さを隠すようにレイジさんに声を掛ける
「とか、とは何です?聞き捨てならないですね、私は料理も、出来るのですよ」
「すごいですね!立ち振る舞いからして、何でも出来そうだと思っていましたけど、予想的中ですね」
「ハハッ...そんな事を突然に、本当に貴女といると飽きませんね」
「では、支度が整い次第お呼びしますので、もう少し休んでいなさい」
そのままレイジさんは部屋を出ていった
レイジさんと過ごす時間はあっという間に過ぎる...
椅子の上で膝を抱え窓の外を見た
「ここは人間界か...」
万魔殿以外の景色、匂い、全ての感覚が新鮮だった。
思い出す、カルラさんやシン君の事...私がこうなる事を望んでいたのかな?
確信は持てないけど、今こんなに穏やかな気持ちでいられている事は確かだ...
「けど、レイジさんて、ヴァンパイアなんだよね...」
お母さんやお父さんは...私を怒るかな?こんなにヴァンパイアを信頼し、興味を示してしまっている自分を許してくれるだろうか...
私はしばらくそのまま窓の外を眺めていた