The result of revenge [ディアラバ]
第4章 Feelings~感情~
「そうですね、私もそれは気になりますよ」
「...ですよね...。」
やっぱりレイジさんも本当の事は知らないんだ...
「私も今のこの状況がまだ把握出来てないんですけど...、下界とはどうゆう事なんですか?」
そう。私には下界が何なのかさっぱり分からない
「下界とは貴女達人間の住む世界の事です、そして私達が本来居るべき場所は魔界、とゆう事になりますね」
「な、なるほど...」
私は動揺が隠せなかった...やっぱりここは魔界では無かった。
「けど、どうしてヴァンパイアの貴方達がこの人間界で、生活してるんですか...?」
少し小さくなる声に、レイジさんは気が付き問い掛ける
「そんなに私達が怖いのですか?」
そうゆう訳じゃない。けど、本当の事はまだ言えない...
「まぁ、怖くないと言ったら嘘になりますけど...」
動揺を隠そうと、自分の手を強く握った
レイジさんは本を読む手を止め、話し始める
「私達兄弟達は魔界の住人であり、もうお分かりかと思いますが、ヴァンパイア一族です。父上は、その一族の王」
「それは大体分かってましたけど...」
「まぁそう急かさずにお聞きなさい。
お父上は何故か人間界の真似事がお好きで、魔界でも色々と人間界の文化を取り入れたりしています。突然言われたのですよ、人間界で人間と同じ生活をしろ、と...」
「...そうなんですね...」
カールハインツ...
憎しみの根源...
両親の敵...強く握った手が震えた
「おや?大丈夫ですか?気分が優れない様ですが」
レイジさんは私のどんな変化にも気が付いてくれる。けど、今の私の変化だけは感じ取って欲しくなかった...
「大丈夫です、レイジさん達も色々大変なんですね...」
「達も、ですか...貴女もやはり大変なのですね」
どうしてか、私は思わず笑ってしまった
「ふふ、レイジさんって本当に私の色々な事に気が付いてくれるんですね」
憎しみの対象を目の前にしていたのにも関わらず、
嬉しかった。何より、私という存在をしっかり見ていてくれている事が
微笑んだ私を、横目で見たレイジさんも、少し微笑んでいた様に見えた