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The result of revenge [ディアラバ]

第4章 Feelings~感情~




彼女を置いた部屋まで歩きながら、シュウの言った事が気になっていた

「月蝕、ですか...」
月蝕が、近くなると、ヴァンパイアの感覚を鈍くさせ、いつもとは違う行動や言動が増えてしまう
それが、月蝕に向けてピークになる
やっかいな時間だ...

先程、私とシュウが長々と会話をしてしまっていたのも、そのせいかも知れない。

そんな事を考えているうちに、部屋の近くまで着いた...するとまだ部屋まであと少しあるというのに、血の臭いが漂っている

「まさか...」

────!!

部屋のドアは半開きで、そのドアから部屋に入ると、目の前に写ったのは、彼女の痛々しい姿だった。

「...アヤト」

すぐに臭いで判断できた
それに、自分の所有物だと他人に知らしめる様な下品な噛み跡、乱れた彼女の髪...

私が悠長に紅茶など飲んでいたから...
守りたいとそう思った事は偽りなのか

「私のせいでこんな事になってしまって...」
彼女の乱れた髪を手で梳きながら声を掛ける
しかし返事は返ってくるはずもなかった。

「このままではマズイですね、手当をして、どこか別の場所へ移動させなくては...」
この血の臭いで、他の兄弟達が何をし出すか容易に想像ができる
側にある布を彼女に巻き付け、とりあえず自分の部屋へと連れて行く

「あぁ、困りましたね、勢いで連れて来たは良いものの、どこへ寝かせるべきか...」

床......ソファ......
いや、あるいはベット.........

「もう選択肢は一つしかないですね」
そっと彼女をベッドへ下ろした

「んん...」
一瞬、彼女の声が漏れる
その声はとてもか細く、今にも消えてしまいそうな儚い声
「...それより今は、傷の手当です」

白い肌に沢山付けられてしまった傷痕...ひとつひとつ丁寧に拭き、手当していく
その作業の中、彼女の血の匂いに何度も理性を失いそうになる

「...しかし嗅げば嗅ぐほど妙な違和感がありますね」


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