The result of revenge [ディアラバ]
第4章 Feelings~感情~
普通の人間とは違う...
それは疑惑から確信へと変わった。
「傷痕が...っ...ありえません」
普通の人間なら有り得ない治癒力で回復している。
それは僅かな変化だったが、私の目は間違いなくそれを確認した。
「お父上は何を......」
このままこの事実は隠しておいた方が彼女の為だろう。私のこの本心も隠したままに...
手当てを終え、紅茶をいれる為に部屋を出た
目が覚めればきっと混乱するだろう。どんな事情であれ人間の女がヴァンパイアと共に生活しなければならないと、悲惨な事実を突き付けられるのだから...
「...この茶葉が良いでしょう」
しかし、誰かの為に自ら紅茶をいれようなどと、自分でも驚いた。これも月蝕が近いせいなのでしょうか...
紅茶をいれ終わり、部屋に戻る
「まだ目が覚めてませんか..」
ティーセットを机の上へ置いた。その時
「んん......。...私、どうなっちゃったんだろう」
と、彼女の声がした。
目が覚めた彼女に、声をかける。すると彼女はとても驚いた表情で私に反応した
しっかり目を覚ました彼女から放たれる匂いは、今の私にはとても魅惑的で、とてもこのまま側にいたらいけないと感じさせた。
「さぁ、紅茶を用意しましたので、こちらを飲んで少し休みなさい。私はこれで失礼しますよ」
そう言い放ち部屋を出ようとした時、
彼女が呼び止めた
彼女に背を向けていたおかげで、動揺した私の表情を見られることが無かったのは幸いだった
少し言葉を交わした後部屋を後にした。
「駄目ですね...どうも調子が狂います」
部屋のドアを閉め、ドアに寄りかかり呟いた
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