• テキストサイズ

The result of revenge [ディアラバ]

第14章 New relationship~新しい関係~





スバル君に話した時とはまた違う雰囲気、口ぶり、間合い。
初めこそ皆の反応が怖くて緊張していたけれど、心配する程では無かった

「やっぱりね~」

ライト君は、まぁ普段通りの反応。

「オレ様が想像してた通りだったぜ。けどよ、ユウラがレイジに惚れたってーのがマジで気に食わねぇけど」

…アヤト君はどこか不満そうな表情で言った


途中から話を聞きに来たシュウさんはと言うと、これまた全くの無反応。
まぁ、想像してたとは言え少し寂しい

話が終わるとすぐに立ち上がり、見るからにダルそうな足取りで出て行った…

一応聞いてくれてたから良いかな。


カナト君は、話の途中から不機嫌丸出しで、リビングの隅の方に座り込んで俯いたまま…


そんなカナト君をからかう様に、ライト君とアヤト君は側へ行きちょっかいを出し始める


私はそれを見て、スバル君が言ってた“家族”という言葉が頭に浮かんだ…


「あーもう、なんだかんだ落ち着く場所になっちゃったな~」

ふと口に出たその言葉に反応した3人が、同時に私の方へと目線を飛ばす
それと同時に、開いたリビングのドア




「おや、話は終わった様ですね。」

「お!気やがったな、抜けがけメガネ」

「ぶはっ!アヤト君そのあだ名センス良すぎなんじゃない?」

「…抜けがけメガネ…ピッタリですね。僕もこれからそう呼ぶ事にします」

黙っていたカナト君も、アヤト君のどうしようもないあだ名に少し笑い、ようやく言葉を発した

とは言え、“抜けがけメガネ”はひどい…

「ちょっとアヤト君!そんな呼び方しなくてもいいじゃん!」

私がちょっと強めに言うと

「ユウラ、フォローは結構ですよ。そんな子供じみた言葉を言われた所で、私は何も感じませんので」

すぐにレイジさんが返した。

「ちっ、ホント気に食わねぇぜ。すかした顔ばっかしやがって」

「はいはいアヤト、それ以上の嫉妬は醜いだけですよ?」





/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp