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The result of revenge [ディアラバ]

第9章 Confrontation~向き合うこと~




それはいつだったか、もうずいぶんと前から感じていた感覚。


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「ねぇユウラ!アンタ最近ちゃんと寝てないんじゃないの?」
相変わらず面倒くさそうな表情をしているシン君。

私は、自分の部屋のベッドの上でボーッと、膝を抱えて座っていた所をちょうどシン君に見られていたみたいで、部屋に突然入ってきたシン君にそう言われた

「あ、シン君...」
ボーッとしていたから、同じ体制のまま返事もまともにしなかった

「全く、ホントにユウラはダメダメだよね...ほら、今日はこうして隣で寝てあげるから、ちゃんと寝なよ」
そう言いながら、私のベッドに横になり、一人分眠れるスペースを空けて、肩肘を付いて横向きになっている。

私もそんなシン君に甘えて、倒れる様にして仰向けになる...
何も無い天井を見上げながら、隣に感じるシン君の気配に、どこか落ち着いてしまう

「ねぇ、シン君?」

「ん?なにさ」

「...ありがと」

私がそう言うと、シン君は少し鼻で笑った後に、空いている方の手で私の髪を優しく撫でる
それは、とても心地よくて落ち着く。

そのまま自然と眠気に襲われた私は、目を閉じる

「...ホント、可愛いなユウラは」

眠りに落ちる寸前に聞こえた言葉は、夢なのか現実なのか分からなかった───



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