• テキストサイズ

【暗殺教室】烏間短編集

第5章 愛情弁当




「二人ともお堅いわねぇ。…ごちそうさま、ユウリ。いつも美味しいご飯ありがとう。」
「お粗末様でした。こちらこそありがとう。」

いつもの挨拶を済ませ、イリーナはお化粧直ししてくるわ、と職員室を出ていった。
職員室で二人きり…。
そう思ったらドキドキしてきました!
何か話題を…。

「烏間先生、ごめんなさい。イリーナは悪気があるわけではないので…。」
「分かっている。」

まずイリーナの発言に対する謝罪しました。
次はー…。

「「………」」

ち、沈黙が気まずいです。
ちらっと見れば烏間先生も食べ終わりパソコンに向かっています。
折角の二人きり、話題話題、頑張れ、私!
手元にあるお弁当を片付けながら…思い付いた!

「あ、あの!よろしければ烏間先生のお弁当を作らせてもらえませんか?」

烏間先生は顔をあげ眉間にシワ寄せています。
やはりご迷惑だったのでしょうか。
思わず俯き目を逸らしてしまいました…。

「すいません!ご迷惑でしたよね。」
「いや、ユウリさんが大変でなければお願いしたい。」
「…大丈夫です!大変じゃないです!!是非、是非作らせてくださいっ!!」

思わぬ返答に驚いて一瞬言葉を失いました。

/ 18ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp