• テキストサイズ

妖僕犬神命成り代わり×ぬら孫に転生

第3章 幼少期





1人と二匹は数分だけほのぼのした










「…で 報告はどうなんだ」



《あぁ 主の言っていた通り羽衣狐が今日動く》




メイは白の言葉を聞き、ソッと目を閉じた



「メイ やはり、助けるのか」



メイは閉じていた目を開け、目線を斑に向けた



『…助けるよ』


《何故、助けるのです? 斑ならまだしも小生たちは一度も会ったことがないです
なぜそこまでこだわるのですか!》


白は声を段々と上げながら発した



『なぜ、ねぇ  そのままの流れてゆくストーリーよりも私達が変えてゆくストーリーを見たいのよ… それに ……』


白の気持ちはちゃんとメイにはわかっていた



『家族が死ぬのはもう見たくない 』


それでも白には悪いが決めたことを突き通す



「だが、お主 どう助けるのだ?」



『それはひ…?!』


斑はメイが言おうとした言葉を塞ぐように

本来の姿に戻った


 「言っとくが1人で解決するとは言わせぬぞ」


斑が発した声はとても低く

怒りを表していた



《小生はもう主…ミコト様をあの時のように失いたくありません》


メイは白が言った言葉に酷く苦い表情をした



「メイ お主の思いも大事だがわしらもお主が大切だ」


『……っ なら、!』

メイはバッと顔を斑に向けた


「どうすれば?か? わしらはお主のなんだ?主なのだろう?」


斑はメイに問いかける

『ぁ…でも怪我さし…』


《主?お忘れですか? 私達は妖怪》


『…』



《私達の御主人様》


小生を     我を


従い操れ



『…はぁ 分かったよ  サポートよろしく』




「御意」  《仰せのままに》


二匹はメイに頭を下げた




『行くよ』



メイは赤に近い紫の羽織りを頭に被せ




顔を隠した
/ 15ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp