• テキストサイズ

アイサレテル [R18]

第6章 覚醒




アナリアだった。





え?と、驚く。


更に彼女はかわいらしいネグリジェを着ていて、


下着姿が透けて見えた。


思わず目をそらす。








そんな僕の手を優しくひいて、


ベッドの縁に座るように促したので二人で腰かけた。










目を向けられない。







刺激が強すぎる。









なぜ彼女がいるのか、


そんな格好なのか、


この状況はどういうことか、


いろんな事を考えてパニックになった。






心臓だけが早まる。






──────深呼吸…深呼吸…。





深く吸って、はいて…






少しずつ落ち着きを取り戻す。










そして意を決めて、振り返ると



とろんとした瞳をして僕を見つめる彼女の顔があった。








「……………っ!!」







心臓をぎゅうっと絞られたような感覚が貫いた。





ふっくらとした柔らかそうな、胸の谷間が視界に入る。


太ももも見える。



まるで裸のような……彼女の白肌がそこに…







思わずまた目をそらそうとしたが、



彼女が顔を両手で覆い、それを阻止した。





向き直らせて、見つめ会う。








艶めいた唇が、僕の唇の軌条に乗る。









「………………。」









あと3センチとでも言えそうなところで




彼女は手を離し、




僕の手を優しく握った。














体が固まってしまった。




彼女が誘っている。







迷っていた。





傷つけられてきたであろう彼女をこのまま抱いていいのか…




彼女がおかしくなってしまっただけなのか…




客でもない、僕と寝て何の意味があるのか…







意図がわからない。







混乱が強まっていく。





でも一方で欲望が膨れ上がる。



ものすごい勢いで欲望が押し寄せてくる。




目の前の情景に理性を飲み込まれてしまいそう…




ぴくりとも動けなかった。








すると、




彼女が一瞬





悲しそうな顔をした。





/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp