第1章 色男誘惑上手
「私も一緒に出ます!」
「○○さんはもう少しゆっくりして行ってください」
「え、でも、お会計が」
「そんなの僕が払いますよ!」
「そんな、悪いですよ」
「僕がこの場所がいいと言ったので僕に払わせてください」
「それに今日は記念すべき打ち合わせという名の初デートなんですから、僕に払わせてください」
「え、あ、はい・・・」
香月さん、これはデートだったのですね。
さっき打ち合わせという名のデートに誘われたとか考えてたけどわたしはとっくの昔にOKして記念すべき初デートを今日しちゃってたというわけですね。
そして毎週会えると思うと嬉しい=は毎週わたしとデートできるのがうれしいというわけだっとのです。
ハニートラップ。
さすが清楚イケメンのやることは違うな〜
でも見た目がタイプじゃなかったら惹かれるどころか引かれるところだったぞ!
香月さん、気をつけて!
私だったからよかったけど他の人ならドン引きされてたかもよ!!!
私は香月さんのことがちょっぴりわからなくなったけどケーキ分けてくれたからよしとしようということでごちそうさまでした、ありがとうございます。とお礼を告げると、彼が耳元に近づくと
「○○さんがタイプだって言ってた窓側の男性、レストランに入ってきたときから○○さんのことずっと見てましたよ」
「それもすごい熱い視線で、何か話したいことがあるんだと思いますよ」
「なんで、僕は先に失礼しますね」
「来週、楽しみにしてます。それじゃあ」
「それでは、また来週に」
香月さんは爽やかな笑顔を私に向けレストランの出口に向かう途中に彼と目を合わせると一礼してレストランを出て行った。
香月さん、あなたは私のことが好きなんだよね。
自惚れていいんだよね。
だとして、他の男性とのわたしの恋を応援してどうするの!?
香月さんは天然なのかな!?あほなのかな!?
きっといま私は誰から見てもどんな感情の表情だよと突っ込みたくなるようななんとも言えない表情をしているだろう。
文章で表すなら、口元はニンマリで目はパチクリといった感じ。