第1章 色男誘惑上手
彼が優秀なということもあり予定していた時間よりも早く打ち合わせが終わってしまったのでものすごく気の利く彼の計らいもあってケッキーと紅茶でアフタヌーンティーにしましょうということになった。
香月さんチョイスで運ばれてきたものは女子には嬉しい3種のミニケーキとお紅茶のセットですって。奥様。
15種類あるミニケーキの中から3つ選ぶんだって!
きゃあ〜、なんて素敵なんでしょう。
私はいちごのショートケーキと塩バニラモカケーキとガナッシュタルトを選択。
香月さんはクリームパフといちごのタルトとモンブランを選択。
ケーキを食べながらニヤけが止まりません。
美味しいという言葉を溢れ出させてくれるケーキと香月さんに感謝しながら幸せに浸っていると窓側の席に見たことのある人を発見した。
肩まであるミルクティーカラーの髪。
男前というより綺麗という言葉が似合う容姿と真っ白な歯。
今日は上も下も白コーデで白×白コーデが似合うのはセレブ学校でOGなのになぜか学校牛耳ってるイケメン4人組の一人でお気に入りの場所が非常階段の彼か、あなたしかいないよ。
まぶしい。
ここからでは横顔しかわからないが確実に彼だろう。
なんて言ったってあのキラキラオーラは彼からしか見たことがないもん。
彼らしき人物がいると気づいた瞬間に心拍音がドクンと大きく跳ねるのを感じ彼だと確信するとさらに鼓動は早くなった。
どうして・・・
彼は40代くらいの男性と話していて相変わらずの息を飲む美しさにどぎまぎしながらケーキを食べては彼の方に視線を向けを交互に繰り返しているとどうやら話は終わったらしく、彼と男性は立ちあがると握手をして男性の方だけ帰って行った。
あれ、彼は残るんだ。
彼はもといた席にはつかず先程の男性が座っていたソファーに腰をかけたかと思うと彼がこともあろうことかこちらに視線を向けたのでバッチリと目があってしまった。
またドキンと心拍音が身体を轟かせる。
彼から目が離せないでいると彼は私だと気づいたのか微笑んだ。
天使の微笑み。