第1章 色男誘惑上手
するとそこにはティッシュが丸めて捨ててありベッドのうえで上下に動くシーツ確認してからそのティッシュのかたまりを漁った。
その中に他のとは明らかに重みが違うものがありそれをそっと開いた。
律儀にも口を固く縛られた半透明のゴムが姿を現した。
私はいつもとは違う重量のコンドームに好奇心が湧きその固く縛られた口を持ち上げた。
普通なら小1杯くらいであるがこれは大さじ3杯分くらいあるように見える。
こんなものを避妊なしでしていたら・・・・・
ひとり怯えながらゴミ箱にティッシュを戻そうとするとまたひとつ同じような重量のティッシュの包みがありまさかと思い開けるとそこにもほとんど変わらない量の使用済みのコンドームがあった。
どうやら2回もしたらしい。
頭を抱えたくなるのを堪えてさすがに3回もないよねという思考が頭をよぎった。
2回ではなく3回もファックしたみたい。
天使な顔して性欲が強いなんて・・・
最高じゃないかあああ!!!
冷静さを取り戻そうと私は床に脱ぎ散らかされていた服を掻きあつめ急いで着替えるとテーブルにあったメモに感謝のメッセージを残し彼に向かい手を合わせありがとうございましたと一礼すると名残惜しくもホテルを去った。
こんなことは奇跡が起きるか神様がいてくれない限りは2度とは出来ない経験だろう。
奇跡なんてものはそうそう起きるものではないし神様も信じていない。
よって彼とはもう2度と会えないだろうし会うつもりもない。
その前に私が会いたくても彼はきっと会いたがらないだろう。
長くは生きてきてないが何度か男性と関わりあって学んだ悲しくも痛ましい傷つかないための私の予防線。
それに好意をもった異性に傷つけられるのは当分御免だ。
だからもう2度と会わない。
そして会えないだろう。