第1章 色男誘惑上手
太ももを弄りながら耳もとで囁き続ける彼はするりとスカートの中に手を入れ内腿をなぞりはじめもう片方の手で顎を掴むとさっきのように首筋にくちづけするとうなじも一緒に愛撫しはじめるが、肝心の場所には触れないのがもどかしく感じ始めていた。
そして下着が濡れてくるのがわかるほど彼の言動に身体を熱くさせ、はやくはやくと私の身体は彼をせがんだ。
「僕は君が欲しい」
「お願いだ、僕が欲しいと言ってくれ」
無理矢理に君を奪いたくはないと彼は耳元で囁くと続けてそれに、僕はそっちの趣味はないんだと愛撫をしながら吐息まじりに笑った。
「それとも、無理矢理がいいの?」
「無理矢理に君を奪って、強引に僕のものを君の中に挿し込んで、めちゃくちゃに犯してほしい?」
はじめて出会った彼は確かに天使だった。
だが、いま私の身体を弄ってるこの人は天使じゃなくて悪魔だ。
私が人生のなかで出会った最初で最後の一番美しくて一番エロティックで最高にセクシーな悪魔。
いま私を惑わしているのも彼で、わたしに究極の官能的な瞬間をくれるのも彼だ。
何も答えられずに彼のもどかしい愛撫に吐息を洩らしながら身悶えていると
「いいよ」
彼はつぶやくといままでは触れてこなかった感じな場所に彼の柔らかい指先が触れ、思わずだらしない声が洩れ、彼は可愛いと耳元で囁いた。
片手は上の服の中に入り下着の上から優しく乳房をまさぐりはじめ、もう一方の手は恥ずかしげもなく湿った下着の上から彼の長い指の平がなぞりはじめた。
焦らされていたぶんいつも以上に吐息と声をもらし、さらに、じわりと下着が湿るのを感じた。