第4章 *the third world
「さて、帰ろっか」
チョロ松と手を繋いで帰路につくと、よく知った頭が5つ。
「…ほら、みんなで帰ろ」
帰り道はみんなで思い出話をした。
「というか、まさかチョロ松が俺らの凛を落とすとはなぁ」
とおそ松くん。
「おそ松くん、トト子ちゃんはどうしたのよ」
「…」
「凛が義姉…」
と一松くん。
「そうだね、一松くんは義弟だね」
「なんか、かっけー…」
と突然参加の十四松くん。
そうして、くだらなくとも会話は弾む。
人生というのは、何でも突然だ。
突然起こり、突然終わる。
その時も、突然だった。