第5章 *the fourth would
突然一松の顔が目の前に来て唇が重なった。
深く、優しく。
「んぅ…っ…ふ、んん!」
その唇とは裏腹にバイブは休むことなく動かされたままだ。
足りなくなった酸素を求めて口を離そうとすると追いかけられて、息継ぎもままならない。
「んん…ん!」
酸素不足に顔を顰めるとようやく開放された。
「っはぁ、は…ぁ…ん、ぁあ…ふぁ…」
「ヒヒッ…いいなぁ、苦しい?」
コクコクと頷いて見せても彼の手は止まらない。
「おねが、っ…い…んぅ…も、むり…」
意識は朦朧として、瞳が閉じかかる。
「ふーん……じゃ、今日はこれで許してあげる」