第4章 *the third world
今日はチョロ松プロデュースのデート。
特別何かするわけでなく、レストランで昼食をとった後に映画館へ行った。
前から私が見たいと言っていた恋愛映画で、よく覚えていたな、とか考えてしまいながら2人で見て。
映画館を出て、次は何処だろうと、考えているといつになく真面目な顔の彼と目が合った。
「…チョロ松?どうしたの?」
「凛、一緒に行ってもらいとこがあるんだ」
その声が、瞳が真剣だったから、私も何も言わず頷いた。
ん?今日はなんだかおかしいぞ…
…チョロ松の失敗がない?!