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皆を守れるヒーローになりたい話

第3章 受験と再会


「 兄さん準備できた?」
玄関で私は靴を履きながら言う。
「ああ。行くぞ俺も準備があるから早く行かなきゃいけないからな。」
と奥から兄さんが出てきた。
薄汚れた格好をした人だが優しいしっかりとした兄だ。


「ここが入学試験会場か。」
「先に行くぞ」
兄さんが歩いていく。
「わかった。」

〜少女移動中〜
「まだ全然人がいないな。」
たくさんの机と椅子が並んでいるが人があまり来ていないようだ。
(さすがに早すぎたのかな。少しは人がいるけどやっぱりみんな知らない人だ)
1時間ほどすると人がいっぱいになった。
そして説明が始まった。
「今日は俺のライヴにようこそー!!!」
「エビバディセイヘイ!! 」
誰も何も言わないでとても静かになった。
「こいつぁシヴィー!!!受験生のリスナー!」
「実技試験の概要をさくっとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?」
「YEAHH」
相変わらず誰も何も言わない。
「プレゼントマイク元気だなぁ。さすがに受験当日だから叫ぶ人はいないでしょ。」
「入試要項通り!リスナーにはこの後! 10分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ!!」
「持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場へ向かってくれよな!!」
「オーケー!?」
「演習場には仮想敵を 3種多数配置してあり」
「それぞれの攻略難易度に応じてポイントを設けてある!!」
「各々なりの個性で仮想敵を行動不能にしポイントを稼ぐのが君たちの目的だ!!」
「もちろん他人の攻撃などアンチヒーローな行為はご法度だぜ!?」
「質問よろしいでしょうか!?」
「プリントには 4種の敵が記載されております!」
「誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!!」
「ついでにそこのちぢれ毛の君」
「先ほどからぼそぼそと…気が散る!!」
「物見遊山のつもりなら即刻ここから去りたまえ!」
「縮れ毛?」
後ろ振り向くと懐かしい顔が2つ見えた。
(イズそれにバク!そういえば受けるって言ってたな。)
「オーケーオーケー受験番号7,111君ナイスなお便りサンキューな!」
「 4種目の敵は0ポイント!いわばそいつはお邪魔虫!スーパーマリオブラザーズやった事あるか!?」
「あれのドッスンみたいなもんさ!」
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