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皆を守れるヒーローになりたい話

第2章 幼少期から中学にかけて


ある日の昼休み


屋上にて
「いるか?」
「今日も相談?」
私がフェンスの前でぼーっとしていると彼が入ってきた
彼は轟焦凍。
よく私に相談してくる。
「ああ。」
「今日は何について?」
「家の事について少し… 」
「私でいいなら何でも聞くし答えられ程度なら答えるよ。」
「ああ。お前はNo.2ヒーローのエンデヴァーは知っているか?」
あまり性格面ではいい噂を聞かないヒーローだ。
「知ってるよ。強いけど性格がちょっと…」
「それは俺の父親だ。」
「えっあっと…ごめん」
「構わない。あいつにとっては俺は作品でしかない。」
「それって個性婚って言う事?」
個性婚とは良い個性の子供を産むように親の個性を選んで結婚することだ。
「そうだ。」
「それって期待されて生まれてきたってことでしょう?」
「そうらしい。だがそのせいで俺は母さんに…。」
「そう。でも期待されてる分殺されはしないでしょう。」
「どういう意味だ?」
「… 私は生まれた時から個性が使えた。そのせいで両親に虐待されていた。」
「気持ち悪い。」
「化け物。」
「こんなもの俺の子供じゃない」
「そんなことを言われ続けて殴られ続けて。何も食べなかった日なんてよくあった。」
「…そうじゃないだけまだマシなのか?…わからない」
「焦凍はさ、さすが俺の子とかそんなふうに言われるでしょう。」
「言われる。」
「そしたら愛されてるんじゃない。」
「だけどそれでも物だとしか見られていないんだ。」
「それが辛いんだね。でも私からしたら大事な友達だよ。それは変わらない。」
「…ありがとう」









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さすがにこれは日常ではないです。
こんなシリアスな会話を毎日してるとか 鬱すぎる…
ちょっとだけど糸音ちゃんの過去がわかりましたね。
そのうちもっと詳しく書きます。
もっと文章力が欲しいそう切実に思う文章達でした。
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