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あの日、あの時、確かに私は好きだった

第2章 出会い


「ねぇ……ゆりなちゃんっていつも赤司君と一緒だよね。……もしかして、赤司君の事を好きなの?」

小学4年生になった時、そう言って私に話しかけてきたのは、クラスで、1番派手な女の子だった。

「えっ……好きっていうか……小さい頃からずっと一緒にいるから、そう見えるだけだよ。」

常に征ちゃんと一緒にいてた私は、征ちゃんに対して抱くこの感情が好きなのかどうかなど分かりもしなかった。

「そうなの⁉︎良かったぁ〜。私、赤司君の事、ずっと好きだったんだ‼︎……赤司君と仲がいいゆりなちゃんなら、赤司君のいろんな事を知っているんでしょ?良かったら、私に協力してくれない?」

「えっ……別に…いいけど…」

そう言った事を私は後々後悔する事になる。




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