第2章 出会い
★ゆりなサイド★
私達はすぐに仲良くなった。親同士が仲が良い事もあり、お互いの家に泊まりに行ったりする事が多くなった。
「ねぇ……ゆりなはどこの小学校に行く?」
ピアノを弾いていた征ちゃんが、その手を止めて私に尋ねた。
「んー……お父さんが私立にするって言ってたよ‼︎」
「……もしかして、シュタイン私立学園?」
「そんな名前だったと思うよ。」
「じゃあ、僕と一緒だ‼︎良かった‼︎これからも一緒にいれるね‼︎」
そう言って、征ちゃんは私の手をぎゅっと握った。
「本当に⁉︎良かった‼︎これからもずっと一緒にいたい‼︎」
「じゃあ、約束だね。」
私と征ちゃんは、指切りをした。