• テキストサイズ

あの日、あの時、確かに私は好きだった

第2章 出会い


「ほら、ゆりな、この子がお父さんの親友の息子の赤司征十郎君だよ。挨拶しなさい。」

そう言って、父は私をその男の子の前に出した。赤い髪の毛で、とても整った顔立ちをした素敵な男の子だった。

「初めまして。僕は赤司征十郎。君は?」

「わ……私は、池川ゆりな……。よろしくね。赤司君」

「……下の名前で呼んでくれていいよ。そっちの方がいい。」

「本当に⁉︎ありがとう‼︎」


人見知りの私は、精一杯の笑顔でそう言った。



★征十郎サイド★
父の紹介で、父の親友であるさんの子どもに会った。とても可愛らしい女の子だった。

(この子と仲良くなりたい。友達になりたい。)

もともと、友達という存在がいなかった僕は、心のそこからそう思った。
/ 9ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp