第6章 喧嘩するほど?
「…犬夜叉、迎えに行かんでいいのか?」
かごめが家を出て行ってしまったので、犬夜叉は楓の家に来ていた。
「知るか!誰があんな心の狭い女、迎えに行くかよ!」
犬夜叉は腕を組んでそっぽを向いて言った。
楓はため息をついて呆れた。
「なんで喧嘩したんですか?」
りんが犬夜叉の分の汁を椀によそいながら聞いた。
「へっ、たまには家事を手伝ってやろうと思って雑巾がけしてたら、いきなりかごめが怒り出したんだよっ!」
犬夜叉は、汚れたハンカチをヒラヒラ見せながら言った。
「犬夜叉さま、それ雑巾じゃなくてかごめさまのハンカチですよ。」
「あー?布切れなんてみんな同じだろう!」
「はぁ…」
りんもため息をついた。