第6章 喧嘩するほど?
「もう、犬夜叉なんて知らない!!実家に帰る!!!」
かごめが、かなりご立腹の様子で家から出て来た。
おおきなリュックを背負っている。
「…犬夜叉さまとかごめさま、また喧嘩したのかな?」
りんは心配そうに見つめた。
「いつもの痴話喧嘩じゃ。ほおっておきなさい。」
楓は慣れたように言った。
かごめはずかずかと歩いて骨食いの井戸へ向かった。
「か、かごめのやつ……」
犬夜叉は床にめり込んで体をピクピクさせた。
(もぉ〜、犬夜叉のやつほんっとデリカシーがらないんだから!今度という今度はしばらく戻ってきてあげないんだから!)
かごめは、骨食いの井戸へ飛び込んだ。