第4章 いつまでも一緒
「上様っ…私には上様のお相手をする資格はありません。この城のことはまだよく分からないことだらけです。それに……私は、待たなければいけない人がいるんです…!」
りんの言葉に、上様の表情が変わった。
「待たねばならない人…?」
「はい。約束したんです。その人のことを私は何時迄も待つと。ですから、私はこの城にずっと居る訳にはいかないんです….!」
「其奴のことを好いているのか?」
「………はい。」
カタンっ
上様は乱暴に盃を机に置いた。
「そなた、何を言っているのか分かってるのか。」
上様の低い声に、りんは震えた。
「…もうしわけ、ございません…」
上様は立ち上がり、りんの腕を掴んだ。
「…きゃっ?!」
そして、強引に布団の上へと押し倒した。
「上様っ…ぃ、やっ…!」
ついにりんの瞳から我慢していた涙が零れ落ちた。
上様は、りんの両手首を押さえつけた。
「この城で、私に逆らうことは許されぬ。」
上様はりんを上から見下ろした。
「いやっ…殺生丸様っ…!」
「殺生丸?それがそなたの想う奴か。」
グイッ!
上様は、りんの着物を無理やり開いた。
りんの胸が露わになった。
「ゃだっ…やめて下さいっ…」
りんの訴えなど無視して、上様は首筋に口付けをした。
「いやっ?!やだっ…ゃめてっ…助けて…殺生丸様っ…!!」
ドオン!!!!
いきなり、庭で物凄い音が聞こえた。