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人間と妖怪の恋物語
第19章 守るもの
「…はぁ。。」
かごめと珊瑚が帰って、りんは縁側に出て月を眺めていた。
りんは静かに瞳を閉じた。
今までは、目を閉じると思い浮かべるのは顔も知らない我が子の事。
しかし、今思い浮かぶのは…
カタッ…
「殺生丸さまっ?」
物音がして、振り返るとそこには殺生丸ではなく葉月が立っていた。
「申し訳ありません…」
葉月はバツの悪そうな表情をした。
「あ…ううん。おかえりなさい、葉月。」
殺生丸さま、まだ戻らないんだ…
「りんさま、そろそらお休みください。」
「うん…」
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