第18章 昔の恋人?
「…る、瑠璃さーん!今日の部屋に案内します!!」
見兼ねたかごめが、大きな声で叫んだ。
「分かりました。…でわ殺生丸様。私は今晩この村で過ごします。明日の朝、またお会い出来たら嬉しいです。お待ちしています…」
「……」
殺生丸は何も言わない。りんの横を通り過ぎる瑠璃は、とても嬉しそうな表情をしていた。
「…じゃあ、参ろうかの。りん、おぬしも今宵泊まって行かぬか?」
「あ…いえ。。今日は帰ります。また来ますね。」
そう言うと、野原で待っている阿吽に跨り、りんは一人先に上空に飛び立った。