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人間と妖怪の恋物語
第17章 小さな光
「……んっ」
翌朝、りんは目を覚ますと身体は逞しい殺生丸の腕に抱かれていた。
「…殺生丸様、おはよう。」
殺生丸は既に起きていて、りんの髪を掻き分けた。
「少し出てくる。まだ寝ていろ。」
りんの頬をそっと撫でると、殺生丸は布団から出た。
「….気をつけてね。殺生丸様。」
殺生丸は振り返ってりんの顔を見る。
まだ眠いりんは、ゆっくりと目を閉じた。
外は深い霧に覆われている。
殺生丸は縁側に出ると、上空へと飛び立った。
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