第17章 小さな光
部屋に入ると、蒼白い顔のりんが布団に横たわっていた。
「りんちゃん?!どうしたの?!」
かごめはりんに近寄った。
「今日の朝も起きて来なくて…ただ眠いだけど言っていましたが……」
匙がりんの脈を調べる。
「息は、あります。これは病ではないようです。」
匙はりんを診て表情を歪めた。
「病ではないと?ではどうして目を覚まさないのですか?!」
りんの顔色はどんどんと白くなっていった。
「何の騒ぎじゃ?!」
邪見が部屋に入って来て、りんを見て驚いた。
「な?!り、りん!どうしたのじゃ?はっ、犬夜叉?!貴様の仕業か?!」
邪見は犬夜叉どうかごめを見て声をあげた。