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人間と妖怪の恋物語

第16章 冬の月



「…はぁ、はぁ…」


大きな快感から解放され、りんは深く呼吸をした。


すると、雲に隠れていた月が、露わになった。


「……っ」


襖の隙間から、月の光が入り込む。


殺生丸の美しい顔が、月の光によってより一層綺麗に見えた。


「よいか?」


「はい…」


殺生丸と一つになる時、りんはこれ以上幸せなことはないと感じている。


肌に、冬の冷たい空気が触れても、殺生丸のぬくもりを直に感じていたい。



「…ぁぁっ、殺生丸さまっ…」




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