第16章 冬の月
「あぁっ……んんっ…」
りんは自分の口を手で覆った。
殺生丸は顔を上げてりんを見る。
「どうした?」
必死で声を我慢するりん。
「だって…こんな声、恥ずかしいから…」
殺生丸はそっとりんの頬に手を当てた。
「大丈夫だ。」
いつもと表情は変わらない殺生丸だが、りんには殺生丸の優しさや温もりが伝わって来る。
りんの身体をゆっくりと押し倒した。
美しい殺生丸が上から自分を見下ろす。
綺麗な銀髪が、りんの周りに散らばった。
チュッ……
「んっ……」
再び重なる唇。
殺生丸はりんの手を握りしめた。
幸せ…
幸せすぎて、おかしくなりそう…
口づけををしながら、殺生丸の手がりんの秘部へと伸びた。
「ぁっ……」
もう十分に潤ったそこにゆっくりと指でなぞる。
「ぁっ…ぁぁっ……」
殺生丸はそんなりんの反応を楽しむかのように、指の動きを速めた。
「ぁぁっ…やぁっ…んんっ!」
ガクガクと脚を震わせて、殺生丸の腕を掴んだ。
秘部からはいやらしい音が鳴り響く。
「あぁっ…せっしょうまるさまっ…!!」
りんの身体がビクンと大きく跳ねた。