第16章 冬の月
「…はぁっ、殺生丸さま…すき…」
唇が離れると、りんが切なく呟いた。
りんの言葉に殺生丸の瞳も揺れる。
もう我慢は出来ない。
りんの着物の合わせをゆっくりと開く。
「……っ」
白い肌が月明かりに照らされる。
「恥ずかしい……」
着物を全て脱ぐと、りんは手で身体を覆った。
いつものことなのに、りんは毎度恥じる。
「綺麗だ。」
殺生丸はそう言って、りんの身体を自分の中に引き寄せた。
殺生丸の手が、りんの肌にゆっくりと触れて行く。
「…ぁっ……」
腰に手が伸びた時、りんの身体がびくんと跳ねた。
そんなりんの反応を見ながら、殺生丸はりんの胸へと手を当てた。
ふっくらとしたりん胸は手に吸い付くようだった。
「ぁっ……あっ…」
りんは殺生丸の着物をきゅっと握りしめる。
チュッ…
「ああっ…!」
胸の先端に、口づけをされる。
舌で刺激すると、りんは声を漏らした。