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人間と妖怪の恋物語
第14章 あなたとの未来を。
殺生丸が屋敷に帰ると、出迎えの家来達の姿が見えなかった。
りんの部屋に行っても、誰もいない。
異変を感じて、大広間に行くと葉月や家来が縁側で倒れていた。
「な、何事じゃこれは!!!」
邪見が慌てて駆け寄った。
殺生丸は庭に残った微かな気配に、目を細めた。
「ちっ……。」
りんの姿がないことに気が付いた殺生丸は、すぐに飛び立った。
「あ?殺生丸さま?!!」
殺生丸は物凄い速さでご母堂の屋敷へと向かった。
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