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人間と妖怪の恋物語
第14章 あなたとの未来を。
次の日、りんが目を覚ますと隣に殺生丸の姿はない。
「ん……殺生丸さま?」
りんは眠い目をこすって起き上がる。
「りんさま、おはようございます。」
部屋の外から葉月の声が聞こえた。
襖を開けて、中へと入って来る。
「殺生丸さまは、朝早くお出かけになられました。夜には戻るとの事です。」
「そう…」
どうしたんだろう、殺生丸さま…
いつも一緒に過ごした夜は、りんが起きるまで側にいてくれたのに…
りんは起きて着物を着替えた。
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