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人間と妖怪の恋物語

第12章 教えて?


そっと目を開けると、愛しい殺生丸が優しく自分を見ている。


殺生丸さま…


殺生丸はりんをぎゅっと抱きしめた。


あったかい…


りんは落ち着いて、深く息を吐いた。


グッ…


「ぁっ…」


殺生丸のものが中に収まった。


まだ痛みはあるが、それ以上に殺生丸と一つになれた喜びが溢れた。


グッ…グッグッグッ…!


ゆっくりと殺生丸は腰を動かした。


「ぁっぁっぁっ…!!」


痛みと共に、快感が少しずつ押し寄せた。


「ぁんっ…んっんっんっ…」


うっすら目を開けると、いつも冷静な殺生丸が表情を歪ませていた。


「ぁっ…ぁんっ!やぁっ…んっんっんっ…」


気持ちいい…


「ぁんっ…せっしょ、まるさま…ぁぁっ」


譫言のように、殺生丸の名前を何度も呟いた。


「ぁぁんっ……ぁっ…はぁっ…」


やっと、やっと一つになれた。


殺生丸さまのものになれた。


ずっとずっと願ってた。


殺生丸さま……!



「あいしてる…」


ドクンッ…!!



「ぁぁっ?!」


突然のりんの言葉に、殺生丸は表情を歪ませた。



そしてりんの中に、想いを解き放った。






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