第12章 教えて?
熱い精液がりんの中を駆け巡った。
「はぁっはぁっはぁっ…」
まただ…。
りんの言葉には、いつも自分を抑えられなくなる。
殺生丸は、そんな自分に心底呆れた。
驚かせてしまっただろうか。
りんを見ると、優しく微笑んでいた。
「うれしい…やっと、殺生丸さまと一つになれた…」
そんな事を言うりんに、殺生丸はまた衝動を抑えきれなくなりそうになった。
ぎゅっ…
りんを自分の中に閉じ込めた。
暫くそのままでいると、りんの寝息が聞こえてきた。
疲れたのだろう。
りんの安心し切った寝顔をそっと撫でた。
殺生丸は、これからもっとりんに翻弄されてしまいそうだった。
甘い、二人の夜が更けて行く。
おわり