第12章 教えて?
「ねぇ、りんちゃんから誘ってみたら?」
「えっ?!」
かごめは布団から乗り出した。
「もしかしたら、殺生丸はりんちゃんを気遣ってるのかもしれないわよ?だからりんちゃんから誘ってみるのよ!}
りんはかごめの言葉に手を頬に当てた。
「む、むりですよ!!!それに・・・どうしたらいいか、私全然知らないし・・・」
もう・・・
かごめさま、簡単に言うけど自分からなんて絶対無理!!
「大丈夫よ。難しいことじゃないから。あのね・・・」
――――
「・・・戻ったぞ。・・・ん?どうしたりん。顔が真っ赤じゃないか。」
楓が戻ると、りんは頬に手を当ててのぼせ状態だった。
「・・・え!あ、な・・なんでもないですっ!!私先に戻ってますね!!」
りんは楓の言葉にはっとして慌てて家から出て行った。
「・・・どうしたんじゃ?」
楓はかごめに聞いた。
「ふふっ、りんちゃんもそろそろ大人にならないとね。」